情報の断捨離。自分について考えること。
仕事と趣味以外の情報を完全にシャットアウトして5ヵ月。
何事も自分で一度は経験して、前後関係や目的を考えてから判断するようになった。
SNSを辞めた時は単に赤の他人との人間関係に疲れただけだと思っていたけれど、
どんな人が何のために言っているのか考えないと仕事が出来ない環境に置かれていることもあって
自分にとって無価値な情報に時間を割くことに苛立ちを感じていたと今では思う。
おかげで
「アド街見た?」には「見てないよー。テレビ無いしー。」と答えるし、
「好きな女優は?」には「よく分からないなー」としか言えないつまらないおっさんになってしまった。
「今期のアニメは?」には「見てないなー。来期のデレマス劇場のためにバンダイチャンネルでアイマス全話見直してる」という頓珍漢な答えをするプロデューサーであることは相変わらず。
だけれど、自分について考えることを増やしたら
自分のことについてはしっかりと答えられるようになった。
「将来の夢は?」と聞かれたら
「多くの人が嫌だと感じている何かをITで解決する仕事を生涯続けたいなー。
辛いこともあるけど仕様書とコード書いてる時ニヤニヤしてる自分に合ってる!」と即答出来るし、
「尊敬している人は?」と聞かれたら
「今までの恩師。中学時代の部活の顧問は基礎の大切さを教えてくれた。
高校時代の先生は何かを作る喜びを教えてくれた。
大学の研究室の教授は、一つの事を色々な角度で見ると違う世界が見えることを教えてくれた。
今の上司は社会人の基礎と辛さ、プロジェクトが一段落着いた時のビールの美味さを教えてくれた。
自分には無かった価値観を与えて頂けたことにリスペクトだなー。」
と自然に出てくるようになった。
マジョリティであることで安心するタイプの人は多い。
だけど、合わせることで疲れるのであれば
受動的に与えられる情報が今の自分に必要なのか一度立ち止まって考えて、
不要な情報を捨てた時間で自分自身を見つめ直したり、
何かしら行動して経験積むのが自分にとって良いんじゃないかなーと思います。